トマスの疑い深い資産運用

アラフォー日本人男性兼業投資家。日々勉強中です。

経済

ジム・ロジャーズ『冒険投資家 ジム・ロジャーズ世界大発見』★★★★

 過去書評。ポジトに節操がなさすぎる上、ところどころで人でなしが透けて見えるので、個人的にあまり好きでないジム・ロジャーズ。本も何冊か読んだがどれも今ひとつ。

 だが、これだけは結構面白かった。ポジショントークや乱暴な極論であることは同じなので全部真に受けてはダメなのだが、それはそれと割り引いて読んでも十分ためになるし面白い。

ジェリー・カプラン『人間さまお断り 人工知能時代の経済と労働の手引き』★★★★

 事前の計画ではなく、図書館の新刊コーナーでたまたま見かけて手に取ったが、結果的に正解。AIと人間の失業に関する本の中では、かなりのおすすめ。

 人工知能と経済の双方とも、ちゃんとわかって書いていている感があり、なおかつ通り一遍ではない独自の見解をちゃんと主張している。この両方の条件を満たす本は、私は初めてだ。

 最終章の数ページだけ、もうすぐ書き終わると思って気が緩んだのか、急にいい加減な放言くさくなってしまうが、本全体の趣旨にはほぼ影響ないし、解説でちゃんとツッコまれてるので、まあご愛敬で許せるレベル。全体としてはおすすめ。

『人手不足なのになぜ賃金が上がらないのか』★★★

 玄田有史編集。普段見ないタイプの本で面白かった。一番印象に残ったのは、やはり就職氷河期の影響が大きいということ。

 そして、(少なくとも自分の条件では)マクロ経済を正しく理解・予測して投資成績に生かすなんてことは無理だ、ということ。

『2020年 世界経済の勝者と敗者』★

 ポール・クルーグマン著、浜田宏一著。内容が特にひどいとは思わんけど、今更感あり。

クラウス・シュワブ『第四次産業革命--ダボス会議が予測する未来』★★

 ちょっと浅い。これまでこういうのにあまり興味がなかった人にはいいかも。

ルチル シャルマ『ブレイクアウト・ネーションズ 大停滞を打ち破る新興諸国』★★★★

 確かDON(@D0N12345)さんのツイートで知った。

 2011年頃の話ではあるものの、どの国の話も面白い。ひとつ思ったのは、やっぱり政治が重要だということ。ただ普通の民主主義・資本主義国であるということがどれだけ難しいかということ。

『アイデンティティ経済学』★★

 ジョージ・A・アカロフ著、レイチェル・E・クラントン著。おかしなことは言ってないと思うが、既存の知見を適当にまとめて名前をつけただけにしか見えん。

ジョセフ・ヒース『資本主義が嫌いな人のための経済学』★★★★★

資本主義が嫌いな人のための経済学

 啓蒙書で投資の役にはたぶん立たないけど、久しぶりに滅茶苦茶面白かった。ミクロ・マクロ経済学の最低限の知識はあった方がいい。

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