トマスの疑い深い資産運用

30代半ばの日本人男性兼業投資家。日々勉強中です。

経済

『人手不足なのになぜ賃金が上がらないのか』★★★

 玄田有史編集。普段見ないタイプの本で面白かった。一番印象に残ったのは、やはり就職氷河期の影響が大きいということ。

 そして、(少なくとも自分の条件では)マクロ経済を正しく理解・予測して投資成績に生かすなんてことは無理だ、ということ。

『2020年 世界経済の勝者と敗者』★

 ポール・クルーグマン著、浜田宏一著。内容が特にひどいとは思わんけど、今更感あり。

クラウス・シュワブ『第四次産業革命--ダボス会議が予測する未来』★★

 ちょっと浅い。これまでこういうのにあまり興味がなかった人にはいいかも。

ルチル シャルマ『ブレイクアウト・ネーションズ 大停滞を打ち破る新興諸国』★★★★

 確かDON(@D0N12345)さんのツイートで知った。

 2011年頃の話ではあるものの、どの国の話も面白い。ひとつ思ったのは、やっぱり政治が重要だということ。ただ普通の民主主義・資本主義国であるということがどれだけ難しいかということ。

『アイデンティティ経済学』★★

 ジョージ・A・アカロフ著、レイチェル・E・クラントン著。おかしなことは言ってないと思うが、既存の知見を適当にまとめて名前をつけただけにしか見えん。

ジョセフ・ヒース『資本主義が嫌いな人のための経済学』★★★★★

資本主義が嫌いな人のための経済学

 啓蒙書で投資の役にはたぶん立たないけど、久しぶりに滅茶苦茶面白かった。ミクロ・マクロ経済学の最低限の知識はあった方がいい。

小屋洋一『いわゆる「当たり前の幸せ」を愚直に追い求めてしまうと、30歳サラリーマンは、年収1000万円でも破産します。』★★★★

いわゆる「当たり前の幸せ」を愚直に追い求めてしまうと、30歳サラリーマンは、年収1000万円でも破産します。

 タイトルが長いけど、内容をうまく表現している。投資クラスタなんぞではすでに常識の内容かもしれんけど、かなりいいと思う。

ベーシックインカムには極めて懐疑的

 今日話題になったフィンランドのベーシックインカム。誤報だったみたいだが、社会実験としては是非やってもらいたい。

 投資と関係ないのであまり深入りはしないけど、私は社会保障を置き換えるという意味でのベーシックインカムには極めて懐疑的。

 BIだけで暮らしてはいけない病人や年寄りを断固として見殺しにするという合意が取れない限り、生活保護や刑務所運営費のような保障も結局必要になるだろう。

 行政コストが削減できる、というのも疑問。そりゃコストは減るだろう。何もしないのだから。

 しかし、それで社会が良くなるというなら、現在そういう行政に関わっている人々の仕事の価値はネットでマイナスであるということと同義だ。本当にそうだろうか? 私には信じられない。

 最大限うまく行く場合を仮定しても、市民がみんな、行政のお世話にならなくてすむぐらい元気で賢明なら、行政のお世話がなくても、社会は上手く回ります、というトートロジーに過ぎないように思われる。

 どこかで見たおぼえのある、国民全員が日銀に口座を持ち、ベーシックインカムとして(?)直接金融緩和を受けるというアイデアには興味がある。

30代日本人男性兼業個人投資家。日々勉強中です。
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