トマスの疑い深い資産運用

30代半ばの日本人男性兼業投資家。日々勉強中です。

経済

ジョセフ・ヒース『資本主義が嫌いな人のための経済学』★★★★★

資本主義が嫌いな人のための経済学

 啓蒙書で投資の役にはたぶん立たないけど、久しぶりに滅茶苦茶面白かった。ミクロ・マクロ経済学の最低限の知識はあった方がいい。

小屋洋一『いわゆる「当たり前の幸せ」を愚直に追い求めてしまうと、30歳サラリーマンは、年収1000万円でも破産します。』★★★★

いわゆる「当たり前の幸せ」を愚直に追い求めてしまうと、30歳サラリーマンは、年収1000万円でも破産します。

 タイトルが長いけど、内容をうまく表現している。投資クラスタなんぞではすでに常識の内容かもしれんけど、かなりいいと思う。

ベーシックインカムには極めて懐疑的

 今日話題になったフィンランドのベーシックインカム。誤報だったみたいだが、社会実験としては是非やってもらいたい。

 投資と関係ないのであまり深入りはしないけど、私は社会保障を置き換えるという意味でのベーシックインカムには極めて懐疑的。

 BIだけで暮らしてはいけない病人や年寄りを断固として見殺しにするという合意が取れない限り、生活保護や刑務所運営費のような保障も結局必要になるだろう。

 行政コストが削減できる、というのも疑問。そりゃコストは減るだろう。何もしないのだから。

 しかし、それで社会が良くなるというなら、現在そういう行政に関わっている人々の仕事の価値はネットでマイナスであるということと同義だ。本当にそうだろうか? 私には信じられない。

 最大限うまく行く場合を仮定しても、市民がみんな、行政のお世話にならなくてすむぐらい元気で賢明なら、行政のお世話がなくても、社会は上手く回ります、というトートロジーに過ぎないように思われる。

 どこかで見たおぼえのある、国民全員が日銀に口座を持ち、ベーシックインカムとして(?)直接金融緩和を受けるというアイデアには興味がある。

玉川陽介『勝ち続ける個人投資家のニュースの読み方』★★

勝ち続ける個人投資家のニュースの読み方

 初心者向けとしてはそんなに悪くはないか。

マーク・ブキャナン『市場は物理法則で動く―経済学は物理学によってどう生まれ変わるのか?』★★★

市場は物理法則で動く―経済学は物理学によってどう生まれ変わるのか?

 竹中正治先生経由で読む。

 かなり良い本であった『歴史は「べき乗則」で動く』と同著者なので期待したが、期待には及ばなかったかも。

 基本的に言ってることは間違ってないの思うのだが、従来の見方の描き方にやや藁人形叩きの気がある。

 ただ、私がすでに複雑系とか冪乗則とかに慣れてしまっているせいもあると思うので、その手の話題に馴染みのない人向けにはもう星ひとつぐらいプラスしてもよいかも。

山崎和邦『あなたはなぜ株で儲けられないのか―市場と株式投資の人間学』★★★★

あなたはなぜ株で儲けられないのか―市場と株式投資の人間学

 著者繋がりで読む。

 詐欺、確率、数学、心理、歴史、経済、等々、多岐にわたる。もちろんその分ひとつひとつのボリュームは軽めだし、著者の他の本との重複もある。

 現時点の私から見て特に新しい知見はなかったが、結構いいのではないかと。

奥村宏『資本主義という病: ピケティに欠けている株式会社という視点』★

資本主義という病: ピケティに欠けている株式会社という視点

 で知った。

 正直あまり中身のあること言ってるようには見えない。「企業は大きすぎない方がいいのではないか?」の一行で済みそう。

 タイトルにピケティが出てくるのも単なる便乗にしか見えない。

橘玲『知的幸福の技術―自由な人生のための40の物語』★★

知的幸福の技術―自由な人生のための40の物語 (幻冬舎文庫)

 で知った。

 元がエッセイ集だったようで、同著者の本を読んだことないなら、入門的にいいかも。ただ、ちょっと話が古い部分も多い。

30代日本人男性兼業個人投資家。日々勉強中です。
記事検索
最新コメント
リンク集
アクセスカウンタ
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計: