トマスの疑い深い資産運用

30代半ばの日本人男性兼業投資家。日々勉強中です。

社会

電子資産の相続についての雑想


 このツイートをきっかけに考えた話を適当に。

 うちには、長年にわたって電子化した書籍やらmp3化したCDやらの電子資産が沢山ある。子供は、家でかかっているBGMなどの形で、すでにその恩恵を受けているし、自分で本が読める年齢になれば、さらにその恩恵は大きくなるだろう。

 ITの進歩は教育機会の均等化に繋がる場面もあれば、生まれの差による格差をさらに広げる側面もあるのではないか。

 Kindleで買った書籍は相続できるのだろうか? Steamで買ったゲームは? ちゃんと調べてないが、おそらく今はNoだろう。個々のアカウントに紐付くものとなっているのだと思う。

 しかし、死んだ後もacc/passさえ教えてもらっていれば、実質的には相続できるのではないか?

 たぶん規約としては死んだら契約解除されることになっているのだろうと思うが。処理はどのぐらい厳密に行われているのだろう。というか、死んだら取り上げられる資産なんて他にはあまりないと思うが、それでいいのか?

 問題になった例はあるのか? ITを日常的に使いこなしている世代が寿命で死ぬようになってくると、これからもっと問題になるのだろうか?

 相続を考えなくても、家庭内で子供や家族に端末を貸して読ませるぐらいのことは、普通に行われているのではないかと思うが、これも厳密に言ったらダメなのではないか?

 端末がもっと進歩して、生体認証やAIで常にユーザを把握するようになれば、また状況は変わってくるだろうか? その場合、貧しくても勉強できる要素と、単純に金がある側が有利になる要素とのバランスは、どう変わるだろう?

マシュー・サイド『失敗の科学 失敗から学習する組織、学習できない組織』★★★★

 いわゆる失敗学の本。単独で特別目新しい話はないが、啓蒙書として大変良いと思った。投資の失敗から何か学習するためにも参考になるかも?

ジョセフ・ヒース『資本主義が嫌いな人のための経済学』★★★★★

資本主義が嫌いな人のための経済学

 啓蒙書で投資の役にはたぶん立たないけど、久しぶりに滅茶苦茶面白かった。ミクロ・マクロ経済学の最低限の知識はあった方がいい。

『0ベース思考---どんな難問もシンプルに解決できる』★★★

0ベース思考---どんな難問もシンプルに解決できる

 スティーヴン・レヴィット著、スティーヴン・ダブナー著。

 『ヤバい経済学』の人。投資とは直接は関係ないが、啓蒙書としても考え方のヒントとしても、大変いいと思う。

スティーブン・ピンカー『暴力の人類史』★★★★★

暴力の人類史 上

 ここでの書評は、投資・お金関係以外はライフハック分野ぐらいにとどめておくつもりだったけど、これは我慢できないぐらい面白かった。

 投資にはあんまり関係なさそうだけど、無理矢理投資に結びつけるなら、2パターンぐらい方法があるかな。

 まず「世界は破滅する!」とか「○○は破綻する!」系トンデモに対する防御として有効かも。(それが必要なレベルの人がこの本を読むとは思えないが。)

 もうひとつは「現代先進国の暮らしは、いろんな意味でめっちゃくちゃ安全なんだから、投資ぐらいのリスクは進んで取ってもいいんじゃね?」というマインドセットの材料として有効かな。

『金持ちは税率70%でもいいVSみんな10%課税がいい: 1時間でわかる格差社会の増税論』★

金持ちは税率70%でもいいVSみんな10%課税がいい: 1時間でわかる格差社会の増税論

 ポール・クルーグマン、ジョージ・パパンドレウ、ニュート・ギングリッチ、アーサー・ラッファーのディベート。元はカナダのテレビ番組らしい。

 すでに格差と税負担の話をある程度知っていれば、これ自体面白いとは言えない。極論のぶつかり合いという感じなので、むしろ初めての人におすすめか。

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