トマスの疑い深い資産運用

30代半ばの日本人男性兼業投資家。日々勉強中です。

損小利大

ジェラルド・M・ローブ『投資を生き抜くための戦い』47 株式市場で耳にするいくつかの間違った常識

47 株式市場で耳にするいくつかの間違った常識

 「利食いをしていれば、けっして破綻しない」というお決まりの文句である。もちろんこれは間違っている。最もありがちなミスは、利食いをする一方で損を放置することだ。(中略)正反対なことを勧める。

 聞いたことのない格言ですが、日本で言う「利食い千人力」みたいなものか。なんとなくありがたそうに聞こえるだけであまり意味がなさそう、という点まで含めて。

 あえてガイドラインとするならば、「利益の出ている株は放っておいて、損の出ている株を売れ」ということだ。
 冒頭のポリシーに賛同する人は、「儲けが出ているのが分かったら、すぐに売れ」という意味で考えているのだろう。その場合、取れる利益は小さい。またこれに従うと、損が出ているときには、その損失を実現しないことになる。損失が利益に変わってくれるのを待つことになるのだ。しかしその待ち時間は、相当長いものになる可能性がある。ほとんどの場合、損失は最終的に 相当な額にまで膨らみ、あとから実現できるわずかな利益を上回ってしまう。
 一番良いのは中間を行くことだ。儲かっていたら放置しておき、損が出始めたらさっさと切る習慣をつける。儲けがまとまったら安全策として、ときどき現金化するとよい。

 損は切れ、利は伸ばせ、に関してはもう何度も出てきましたが、ここの記述はコツコツドカンの負けを勝ちに変えるには、の話を連想しますね。

ジェラルド・M・ローブ『投資を生き抜くための戦い』23 予測はできなくとも、金は稼げる

23 予測はできなくとも、金は稼げる

 直接関係ないですが、この章名は『ゾーン ― 相場心理学入門』を連想しますね。

 年がら年中、利益を上げる投資家と、いつも赤字を抱えている投資家の違いは、株の選択やタイミングのうまさという問題だけではない。むしろそれは、いかに成功を利益計上し、失敗を抑えるかを知っているかということだ。

 損は切れ、利は伸ばせ、というやつか。

 私の教えのなかでも重要だったのは、彼のために一万ドルの資金を用意し、買う価値があると思うものを何でも買ってみろと言ったことだ。その際、弟にはひとつだけ条件をつけた。「一度にひとつの条件でしか買ってはならず、次の銘柄を買う前には損しようが得しようが、前のポジションを決済しなければならない」。もちろん、彼はアカウントをアクティブに保ち、資本を回転させなくてはならない。金融の真実を学ぶのに、これ以上の方法は思いつかなかったのだ。そして、私の正しさは証明された! 経験は、最高の条件下でさえ自分がいかに無知かを悟らせる。

 以前も出てきた初心者向けの実戦経験方法。これは最初に知っていれば、自分もその通りやればよかったと思います。成長が数年早まったのではないかという気がします。

 “利益をフォローアップする”ことだ。つまり、自分の持ち株のベストセレクションと証明された株をより多く持ち、さらに値上がりするのを待つのである。相場のタイミングについても同じだ。つまり自分の予測が正しかった場合は、間違っていたときより多くの株を持つことだ。

 損は切れ、利は伸ばせ、と。

 行動を開始したばかりのころは、何が起こるかなどもちろん分からない。できるだけ有利にもっていきたいときは、どれがベストの銘柄かということに加えて、タイミングでも値段でも手ごろなことが、ベストの買いポジションにつながる。すぐに自分のトレンド予測が当たっていたか間違っていたかが判明する。もし外れていそうなら、できるだけ安いうちに手仕舞いすることだ。もし当たっていそうなら、ポジションを拡大すればいい。

 くどいようですが、損は切れ、利は伸ばせ、と。

 そうする際、買った銘柄がすべて同じようには動かないことに気がつくだろう。ここが、あまり魅力的でなくなってきた銘柄を捨て、自分にとってベストの働きをする銘柄に集中するころ合いだ。うまく管理すれば手元に残るのはたったひとつの銘柄になっていた、ということもある。

 しつこいようですが、損は切れ、利は伸ばせ、ということ。

 私の実践経験から言うと、投資で成功する道は、他人よりも銘柄選択に長けるとかタイミングがうまくなるということよりも、自分の最良の判断をフルに用いて最悪の部分を最小限に抑えるコツを学ぶことにある。

 損は切れ、利は伸ばせ、とずーっと言ってる章ですが、それだけ大事ということかと。

30代日本人男性兼業個人投資家。日々勉強中です。
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