山形浩生

書評

チャールズ・ウィーラン『MONEY もう一度学ぶお金のしくみ』★★★★★

信用と貨幣・中央銀行・インフレとデフレ・バブルと破裂・不況と好況、といった事柄に関する、素晴らしい啓蒙書。  多少のオヤジギャグ(?)以外に奇をてらったところはなく、内容は標準的。すでに十分知っているという人以外には是非おすすめ。  ITに...
書評

チャールズ・ウィーラン『経済学をまる裸にする 本当はこんなに面白い』★★★★★

啓蒙書。イメージとしては『まっとうな経済学』に近い。  元は2002年の本らしいが、古いことによる問題は特にない。訳者の山形浩生も言ってるが、かえって奇をてらってなくて良い。  著者の他の本も読んでみたくなった。
書評

『角川インターネット講座 (10) 第三の産業革命経済と労働の変化』★★

山形浩生監修。まあまあ面白かった。読んだことあるものだけど、エリック・レイモンドの文章は今読んでも面白いな。 The Cathedral and the Bazaar: Japanese
書評

『WILLPOWER 意志力の科学』★★★★★

ロイ・バウマイスター著、ジョン・ティアニー著。 バリュー投資のすすめ : 自分の精神的なエネルギーをどこに使うか  ざわかみ氏のエントリを見て思い出して過去書評。この記事でいう「精神的なエネルギー」についての研究結果と、それに基づいたアドバ...
書評

『この世で一番おもしろいマクロ経済学――みんながもっと豊かになれるかもしれない16講』★★★★

ヨラム・バウマン著、グレディ・クライン著。  ついでにマクロも過去書評。どうしてもミクロ版より意見が割れたり、すっきりいかないところもあるけど、それもうまくギャグにしていたり、それだけに考えさせられる部分もある。ミクロ編と同等とは言わずとも...
書評

『この世で一番おもしろいミクロ経済学――誰もが「合理的な人間」になれるかもしれない16講』★★★★★

ヨラム・バウマン著、グレディ・クライン著。  過去書評。国内で「漫画でわかる」を標榜する企画にろくなものがあった記憶がないと書いたが、海外ならいいものもある。念頭にあったのはこれ。  ギャグセンスが洋風だということにさえ耐えられれば、大変面...
書評

『新装版 レモンをお金にかえる法』★★★★★

ルイズ・アームストロング著、ビル・バッソ画。  子供の頃に読んだことがある絵本。 「山形浩生が選ぶ経済がわかる30冊」小冊子PDF - ポット出版  で見かけて懐かしさに購入。内容はやはりすばらしい。  絵が古くさい&バタ臭いのは仕方がない...