トマスの疑い深い資産運用

30代半ばの日本人男性兼業投資家。日々勉強中です。

経済・金融一般

電子資産の相続についての雑想


 このツイートをきっかけに考えた話を適当に。

 うちには、長年にわたって電子化した書籍やらmp3化したCDやらの電子資産が沢山ある。子供は、家でかかっているBGMなどの形で、すでにその恩恵を受けているし、自分で本が読める年齢になれば、さらにその恩恵は大きくなるだろう。

 ITの進歩は教育機会の均等化に繋がる場面もあれば、生まれの差による格差をさらに広げる側面もあるのではないか。

 Kindleで買った書籍は相続できるのだろうか? Steamで買ったゲームは? ちゃんと調べてないが、おそらく今はNoだろう。個々のアカウントに紐付くものとなっているのだと思う。

 しかし、死んだ後もacc/passさえ教えてもらっていれば、実質的には相続できるのではないか?

 たぶん規約としては死んだら契約解除されることになっているのだろうと思うが。処理はどのぐらい厳密に行われているのだろう。というか、死んだら取り上げられる資産なんて他にはあまりないと思うが、それでいいのか?

 問題になった例はあるのか? ITを日常的に使いこなしている世代が寿命で死ぬようになってくると、これからもっと問題になるのだろうか?

 相続を考えなくても、家庭内で子供や家族に端末を貸して読ませるぐらいのことは、普通に行われているのではないかと思うが、これも厳密に言ったらダメなのではないか?

 端末がもっと進歩して、生体認証やAIで常にユーザを把握するようになれば、また状況は変わってくるだろうか? その場合、貧しくても勉強できる要素と、単純に金がある側が有利になる要素とのバランスは、どう変わるだろう?

囲碁将棋を知性の代表と捉えるのは正しくない

 囲碁で人類完敗のニュースをきっかけに、AIとかシンギュラリティ(笑)をめぐる議論によくある誤りのひとつについての話。

 にも通じる話なのだが、囲碁・将棋などが、(人間)知性の代表あるいは頂点であるかのように見なされているのは、端的に言って間違いである。

 AlphaGoは確かにすごいけれども、囲碁のルールそのものは極めて単純で、最もコンピュータ向きの題材なのである。あくまで有名ボードゲームの中で探索すべき局面数が最も多かったというだけなのだ。

 今すぐに雇用が危ういのは、あくまで脳でコンピュータ(向きの計算)をシミュレートするのが能であった人、それが人間にとって不自然であるが故に希少で優位性のあった仕事である。

 「コンピュータ」という単語は元々人間の職業を指す言葉だった。そろばんや筆算で計算するのが仕事です、という人がいなくなってからすでに何十年も経つ。その次ぐらいにコンピュータ向きの仕事がプロ棋士だったというだけなのだ。

 コンピュータがまたプロ棋士の次ぐらいにコンピュータ向きの仕事を奪うにはまた十年単位の年月がかかるだろう。

今の暗号通貨は往時のファイル交換ソフトみたいなものであろう

 ちゃんとは見てないが暗号通貨が上がりまくっているらしく、マウントゴックス破綻の時に、家庭内で「今買えば儲かるだろうなあ」と言っていた憶えがある私としては、非常にメシマズである。

 しかし、メシマズを抜きにしても、現在の暗号通貨そのものには、いまだ懐疑的である。

 ブロックチェーンの技術自体は、公開鍵暗号そのものに匹敵するぐらい革命的な発明であり、長期的には「世界を変えた」と言いうるレベルのものになるだろうと思う。

 しかし、その時誰もが使うレベルで流通しているのは今のビットコインをはじめとする暗号通貨ではなく、ビットドルあるいはビット円・ビットユーロ・ビット人民元とでもいうべき別の何かであろう。

 ここで詳しく扱う余裕はないが、今現在の暗号通貨は、技術的にも政治・社会的にも、小手先では如何ともしがたい大きな制約を抱えているからだ。

 今日時点の暗号通貨は、いわば往時のファイル交換ソフトみたいなものだろうと思う。

 関わっている人は、大抵賢くていい人である。そして違法か違法ではないかと言えば違法ではない。でも実情というか本音は結構グレーである。

 p2p技術が当たり前になり世界を変えたからといって、当時のファイル交換ソフトやその文化が公のものになった訳ではない。

 確かに、マウントゴックス破綻の時に買っとけばよかったなあとは思う。金銭的には怠慢だったと思う。

 しかしそれは、ファイル交換ソフトが流行っていてDLが合法だった頃に沢山やっとけば得しただろうなあ、と思うのと同レベルの話であって、何らかのifで買っていたとしても、やはり技術的興味のレベルに留まり、ドーンと買って儲けることはできなかった気がする。

 なおこれは自分の予想と投資スタンスの話であって、やっている人に文句があるわけではない。グレーなところに突っ込んでリスク取る人は、世の中に必要だと思うし、それで儲かるなら優秀な投資家ということであるわけで、大いに儲けてほしいと思う。

未来の工作機械

 最近の3DプリンタとかAIとかの発展を見ていると、そのうち「見ただけではなんでこんな製品が出来上がるのかまったくわからない工作機械」みたいなものが出来てくるのは間違いないと思う。

 現在「生産ライン」と呼ばれるものは、人間が中に入って整備できるとか、そのためにはそもそも地面に設置されていななければいけない等々の物理的条件以外にも、人の思考の制約によってライン(一次元)になっている部分があるだろう。

 その制約が外れると、未来の工作機械は、三次元にぎっちりつまったループゴールドバーグマシンのようなものになるのでは?

 人が見ても、どの部分が何のためのものか一見さっぱりわからないけど、動作するとなぜかきっちり原料から目的のモノが瞬時にできあがる、というような。

 ……とまあこんな空想をしてしまうぐらいにはFactorio脳である。0.15がstableになったら、フリープレイモードをもう一度やってみよう。

振込がワンタイムパスワード必須になっていた

 久しぶりにネットバンキングで振込をしようとしたら、ワンタイムパスワードが必須になったとか。乱数表の何列何行目の数字を入力、という従来の方式はもう使えないらしい。

 スマホアプリを使って取得するタイプを選択して使用。だからなんだというわけではないが、少しずつ時代が変わっていますなあ。

ドラえもんで学ぶマネーの本質

 ドラえもんの『円ピツで大金持ち』というエピソードは素晴らしい。マネーとは何かということの本質を、子供にもわかりやすく表現したものとして、これ以上は未だに見たことがない。

015

 書き込めばそのままお金になるというこの設定、一見した印象ほど荒唐無稽ではない。

 現実の一万円札も、単に日本銀行が「一万円」(もうちょっと正確には「日本銀行はこの紙を持つ者に対して一万円分の借りがあります」)と(偽造できないように凄まじく回りくどく)書き込んだ紙に過ぎないのだ。

021

 しかし、この世に魔法はありえない。ただ書いた紙に価値が出るのは、それを記した人間(あるいはその集団)に、記された分の借りを(何らかの形で)返すという信用があればこそなのだ。

 そのことを忘れて、お金を、紙の上でチョコチョコと操作できるただの数字と見なすようになると、浪費が発生する。

022

 そして、バブルの後始末は往々にして他人にまで回る!!

 ……というところまで、わずか10ページで表現されているのが凄すぎる。

市場内時間外取引というものを知った

 昨日の6200 インソースのIRの件でToSTNeT-3ってなんやねんと思い、少し調べた。市場内時間外取引というものを初めて知った。

 要は大株主から会社が直接買うということで、ネガティブではないにしても、通常の自社株買いのような正のインパクトはないという理解でいいと思った。

 しかし、Yahoo掲示板等を見に行くと自社株買いに喜んでいる人が多く、情報が広まるにつれ寄り天になるのではないかと思い、いったん利確した。結果的に正解だったっぽい。

 日常的に利用できる知識ではなさそうだが、一応そういうものがあるということは覚えておくことにしよう。

子供は負債?関係メモ

 投資家TLでちょっとバズった「子供は負債?」関連のメモ。いくつか順不同に。

 まず、この文章を思い出した。

 下の記事で書いたが、一般に自分自身や家族については負のキャッシュフローであるからといって負債と見なさないほうがよいと思う。

 養育費・教育費が大きな負担となっているのも、問題になるほど少子化しているのも確かだから、国レベルでは、子育てに対するインセンティブを是正すべきだと思う。

 個人レベルではポジト合戦にしかならないので何も言わない。人生観・価値観の話になる……というか、人生観・価値観そのものなので、誰もが納得する答えはないだろう。

 亀吉師匠かっこよすぎ。


 自分の場合、独身時は「普通」(「正常」ではなく)の下限ぐらいの倹約体質家計だったと思う。今は残念ながら、倹約的にはごく普通家庭だろう。浪費家とは言われずとも、家等まで含めると普通以下かもしれない。

 早いうちに結婚していたら、今の年齢で今の資産を持てている可能性が低いのは認めざるをえない。

30代日本人男性兼業個人投資家。日々勉強中です。
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