トマスの疑い深い資産運用

アラフォー日本人男性兼業投資家。日々勉強中です。

立花義正『あなたも株のプロになれる―成功した男の驚くべき売買記録』★★

あなたも株のプロになれる―成功した男の驚くべき売買記録

 過去書評。この人自体はもしかしたらすごいのかもしれんが、さすがに時代が古過ぎてあまり参考にならない。

2685 アダストリアホールディングス

 2685 アダストリアホールディングス。ソフト評価-86%(現在株価2578/フェアバリュー-3000)。

 まつうらじゅんさんのところで有名な銘柄。私もそこで初めて知った。2010年からすでにマイナス傾向のように見えるのだが、2011年ごろになぜ一点集中投資しようと思ったのだろうか?

 売上だけは上がっているので利益率が改善すれば大逆転もありうる? でも大逆転なんて単語が頭に浮かんだ時点で手を出すべきではないか?

 少なくとも服に全く興味のない私が手を出すことはないと思う。SPA(製造小売業)という概念を覚えるのに役に立った。

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ハーシュ・シェフリン『行動ファイナンスと投資の心理学―ケースで考える欲望と恐怖の市場行動への影響』★★

行動ファイナンスと投資の心理学―ケースで考える欲望と恐怖の市場行動への影響

 過去書評です。悪い内容ではないのですが、行動ファイナンスについては、もっとわかりやすくていい内容の本が沢山出ているので、現在わざわざおすすめはしません。

先が見えすぎて有害な場合がある

雇用、利子、お金の一般理論 (講談社学術文庫)

 ミクシィ投資から得た教訓その2です。これも初めて認識したというわけではないですが、実感したのは初めてです。

 現在ミクシィ株は、去年12月の高値約9000(分割前)の約2倍の値がついています。去年の最高値で買った人は、半年先の未来を見抜くという意味では、実に正しい投資行動を取ったことになります。

 しかし実際には、この値段を回復したのは今年5月になってからのことで、それまでには、何度も4000台(分割前)まで売り込まれました。私自身、損切りに次ぐ損切りで、NISA枠の100株を除いてノーポジになった場面が、1月頃にありました。

 又聞きの又聞きぐらいでしか知りませんが、去年の高値を買ってその先の下げで退場した人も実際にいるはずです。そのような人は、結果的にモンストの可能性など正しく理解できない方が良かったことになります。

 市場のコンセンサスが間違っている時に正しい少数意見につくことができれば、いわゆる逆張り投資の成功となり、普通は儲かります。しかし、それが極端になりすぎて、周囲がみんな間違っている時にひとりだけ正しいと殺されてしまうわけです。いわゆる魔女狩りの論理と同じです。

 これは市場の持つ性質のうち、最も理不尽に感じられるもののひとつだと思いますが、市場にケインズの美人投票の要素がある限り、どうしようもないことでしょう。抜本的な対策は思いつきません。

 ただ、相手のあることだから自分だけが正しくてもだめ、とやや広く捉えれば、投資のみならず人間関係の基本とも言えます。このことを常に認識して、どんなに自信があっても、自分の予想よりはやや謙虚に行くことを心がけるしかないと思われます。

「測定できないものは制御できない」

Controlling Software Projects: Management, Measurement, and Estimates (Yourdon Press Series)

 発言したとされる人が引用者によってコロコロ変わりますが、正しいのはトム・デマルコだと思われます。

 You can't control what you can't measure

 なぜか「測定できないものは改善できない」という形で聞くことの方が多い言葉です。

 まあ、わざわざ悪くなる方に制御しようということは普通ありえないので、「制御」に専門的なニュアンスを必要としない場面では、その方がわかりやすいと思われますが。

 何で思い出したかというと、以下のらすかる氏のツイートがきっかけです。


 これは「いい結果は早く見せたくなる」という効果も大きそうな気がしますが、自分のポートフォリオ(PF)とその損益などの状態を管理できていた方が、パフォーマンスにもいいのは間違いないと思われます。

 私はエクセルと楽天RSSと自作プログラムを組み合わせたシステムで、常にPFとその損益を管理しています。現ポジションはもちろん、銘柄ごとの過去の損益も、生涯損益も、リアルタイムで集計されています。

2014年6月成績+14.0% (年初来+55.9%)

2014_0630_p

2014年6月成績と総評

運用資産 前月比 年初来
54,787,001円 +14.0% +55.9%

 半億達成。

6月ハイライト

ミクシィ

 依然としてポートフォリオの大半を占める2121 ミクシィ。ちょっと忙しくて相場に貼り付けなくなってきたこともあり、13500(分割前)で恩株化を前倒し実行した。

 その後比較的すぐ2万(分割前)直前まで行ったので、最初の予定通り2万で実行した方がよかったことになるが、それはたらればだから言うまい。分割後に一時3000(分割前15000)寸前まで落ちたことを考えると、それほど頓珍漢でもなかったと思う。

 また、生まれて初めての株主総会にも行ってみた

三倍優待投資法を開始

 3倍優待投資法と称して優待投資を再開。まだ準備中で、銘柄も選んでいる途中だが、松井証券に家族3人分の口座を用意するところまではできた。

いろいろ利確

 5月末から6月にかけていろいろ脳天気に上がったので、あまりよく理解してないのに儲かっている不思議の勝ち状態のものを少しずつ利確。

  • 6073 アサンテ
  • 3276 日本管理センター
  • 8306 三菱UFJフィナンシャル・グループ

 など。それほど根拠があるわけではないので、次に暇ができた時に検討し直して、また買うこともありうる。

半億達成

 ミクシィのブレイクで、40歳時の最低目標をすでに突破してしまった。さすがにこれでは励みにならないので、なかったことにして近いうちに再度定め直すことする。

チーターに甲羅を生やしても防御力の高いチーターはできない

 ほいみん氏のエントリが印象に残りました。私が付け加えられる内容はありませんが、内容を直感的に腑に落ちやすくすることができるかもしれないたとえを、ひとつ思いつきました。

 市場で一定の成功を収められるほどの投資手法は、自然環境の中で生きていけるひとつのニッチ(生態学的地位)に相当するものだと言えるでしょう。

 成功するひとつの投資手法は、ひとつの生物種に匹敵するぐらい、複雑で微妙なものです。複雑なシステム全てに言えることですが、入力と出力の関係は、一般に線形にはなりません。

 何らかの遺伝子操作でチーターに甲羅を生やしたら、出来上がるのは「防御力の高いチーター」ではなく、獲物が捕れずにすぐに餓死する出来損ないの生き物です。

「オレは戦うのが好きなんじゃねぇんだ… 勝つのが好きなんだよォォッ!!!」

ドラゴンクエスト―ダイの大冒険 (6) (ジャンプ・コミックス)

 魔王軍氷炎魔団長フレイザード様のお言葉。『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』内で、一番投資に役立つ格言だと思っています。投資家は市場においてフレイザードのように振る舞うことを心がけるべきでしょう。

 ルール1にも通じるところがありますが、勝つ≒利益を出すのが好きであるべきであって、戦う≒賭けるのが好きになってしまってはいけません。

 賭けるのが好きになってしまうと、それはただのギャンブル依存症です。市場に参加しなくてもいいときに参加してしまったり、いわゆるポジポジ病にかかってしまって、かえって利益を減らすでしょう。

アラフォー日本人男性兼業個人投資家。日々勉強中です。
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