トマスの疑い深い資産運用

30代半ばの日本人男性兼業投資家。日々勉強中です。

『第5版 投資家のための 金融マーケット予測ハンドブック』★★★

第5版 投資家のための 金融マーケット予測ハンドブック

 三井住友信託銀行マーケット事業 著、三井住友トラスト・キャリアパートナーズ株式会社 編集。Twitterで話題を見かけて図書館で借りました。

 500ページ弱あり、教科書的かつ事典的です。これほど幅広く網羅された本は初めて見ました。

 ただ、私の株式投資のパフォーマンスを向上させるという意味では役に立ちそうにありません。マクロ経済の予測は不可能だと思っていますし、ましてや私が個人で市場平均を上回って利益をあげられる予測ができるなどと思ってはいません。

 何か気になった時に、一定のクオリティを担保された記述をすぐ引けるように机に置いておく、という辞書的な使い方になると思います。

証券口座を株式数比例配分方式に変更しました

 このままではNISAによる配当の非課税が効かないという連絡が届き、SBI証券の口座を「株式数比例配分方式」とやらに変更しました。ちなみに今までは「登録配当金受領口座方式」でした。

 配当の受け取り方式は、正直ほとんど意識していませんでした。今のところ配当はそのまま再投資に回せる環境にあるので、NISAに関係なくそうしておくべきだったかもしれません。

破滅願望は「ここでなければどこでもいい」状態

 「破滅願望」という言葉が好きではありません。破滅を望むというのはあからさまな撞着語法です。自殺ですら、生きている方がより破滅的だと思う(少なくともその時の本人にとっては)からするわけです。

 破滅願望が存在しないと言っているわけではありません。反面教師を見ても、一般に「破滅願望」と呼ばれる状態は、確かに存在するように思われます。

 一般に破滅願望と呼ばれるものは、正確には「ここでなければどこでもいい」状態、あるいは「現状に一刻も我慢できない」状態であると、私は考えています。

 「どこでもいい」という気持ちで飛び込んだ先が現状よりマシである可能性はかなり低いので、結果的に、傍から見れば破滅を望んでいるようにしか見えない、ということになるのでしょう。

 短くて一般に通用する言葉が存在しないので、これからも「破滅願望」という言葉を使用しないわけにはいかなさそうですが、私はこのような理解をしています。

 投資で破滅願望の状態に陥ることは、高い確率で大失敗の要因となっているように見えます。これが正しければ、逆に「我慢強い」人や「現状に満足している」人は投資で成功する可能性が高いと言えるのではないでしょうか。

広瀬隆雄『MarketHack流 世界一わかりやすい米国式投資の技法』★★

MarketHack流 世界一わかりやすい米国式投資の技法

 Market Hackで有名で、経済の話題に性的なたとえや言葉を用いることに独特のこだわりをお持ちである広瀬隆雄氏の著書です。

 初心者〜中級者向けのようです。米国株の見方、特に日本とずれのある部分に関する知識は役に立ちました。

 商品先物取引の章もありますが、よくわかりません。自分が知らない分野なので評価は難しいですが、読者で「よしじゃあやってみるか!」となる人はいるのでしょうか。省いて別の本にしてもよかったのではないかと思えます。

パフォーマンスランキング等には参加しません

 先月末の2121 ミクシィ上昇はいってこいになったものの、2月成績だけで言えばそこそこ上位に食い込めそうな気がしますが、個人投資家パフォーマンスランキング等へは参加しない方針です。(そもそも現在受付停止中のようですが。)

 ベンチマークとして市場平均等と比べるのは構わない(というより必須)と思いますが、周囲と比べても自分の利益にはなりそうにないばかりか、損失を招きそうなバイアスやアンカーを増やすことにしかなりそうにないからです。

 もちろんこれは私の性格を考慮した上での私についてだけの判断です。直接競いあったほうがやる気が出てパフォーマンスが上がるという人も当然いると思います。

 市場環境を反映する情報のひとつとしては、私も大いに参考にしています。ランキングを作って下さっているvalue-ranking様および参加者の皆様には感謝しております。

ルールその一、絶対に金を損しないこと。ルールその二、絶対にルールその一を忘れないこと。

史上最強の投資家バフェットの教訓―逆風の時でもお金を増やす125の知恵

 格言シリーズの第一弾には、ウォーレン・バフェットの言葉を選びました。

 一見ただのジョークのように聞こえます。「不老不死の秘法:死ななければよい」とか言っているのと同じような。しかし、よく考えると実に深い言葉です。

 ルールその1はほとんど自明です。これに反対する人はいないでしょう。金を損しようと思って投資を始める人はいません。いるかもしれませんが、私は見たことも聞いたこともありません。

 しかし、ルールその2はそれほど自明ではありません。反面教師のリンク先を読めば思い当たることがあるでしょうが、非常にしばしば忘れられています。

  • 妻や夫や親類にバレたくない
  • 同僚や同窓会メンバーを見返したい
  • 自分の決断が間違いだったと認めたくない
  • ブログやTwitterでパフォーマンスを自慢したい

 これらの心境に捕らわれた時、その人はルール1を忘れています。金を損しないことではなく、別の何かが優先されている状態です。

反面教師は最高の教師

毛沢東語録 (平凡社ライブラリー)

 「反面教師」という言葉があります。なんでも毛沢東が1957年に初めて使ったのだとか。そんなに新しいとは意外ですが、どうやら本当のようです。

 こちらは本当かどうか知りませんが、エジソンは「自分は電球を作れない方法を世界一たくさん知っている人間だ」というようなことを言ったそうです。あまりにもよくできすぎているので嘘だと思いますが、含蓄に富んだ言葉です。

 科学哲学に反証可能性という概念があります。ここで詳しく説明はしませんが、何かが100%正しいと確認することは不可能だけれども、間違っていることは反例をひとつ見つければわかるので、科学は系統だてて間違いを探すべきだということです。

 何の話かと言いますと、どうすれば投資で確実に利益を得られるかは誰にもわかりません。(わかったら世界一の大富豪になれます。)しかし、どうすれば確実に破産できるかについては、結構わかることが多いです。

 私は投資の勉強を始めた頃、基本書を読むのと平行して、ネットで見つかる限りの失敗談を収集して、何度も熟読しました。その際に特に有用だったサイトを列挙します。

 重複する内容もありますが、たくさん読んでいると、FXはだめ・一点集中はだめ・一発逆転はだめ・祈ってはだめ・借金はだめ・嘘はだめ等々、徐々に共通点が見えてくると思います。

 少し勉強していると(していなくても)当たり前だと思うようなことばかりかもしれません。しかしそれだけに、特に初心者のうちは、こうした失敗例の確認が最も有効な勉強法のひとつだと思います。私自身の失敗談も追い追いこのブログで紹介していく予定です。

amatenで裁定取引(アービトラージ)を実感しました

 何ヶ月か前にこのサービスのことを知り、ギフト券を何回か購入しました。私はAmazonを利用する機会が多いので、わずかながら倹約になりました。

 しかし、当初額面の94%程度だったギフト券の価格が98%程度まで上がってきた上に、売り切れのことが多くなり、使いづらくなってきました。

 出品を検知してアラートしてくれるプログラムでも組めば、まだ使えそうですが、それが手間に見合うかは微妙で、残念ながらチャージ金額を全額出金して利用停止することにしました。

 短い期間でしたが、簡単にできる裁定取引の機会は見逃されず、情報が出まわると利益は失われるという、市場原理を実感させられるできごとでした。

2014/05/12追記

 現在の時点でまた94%ぐらいになっています。どうも季節要因での変動だった可能性の方が高そうです。

30代日本人男性兼業個人投資家。日々勉強中です。
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