トマスの疑い深い資産運用

30代半ばの日本人男性兼業投資家。日々勉強中です。

恩株は不合理な心理会計だが有利に働くことが多い

 恩株という概念があります。タダ株と呼ばれることもあります。

 正確な定義があるかは知りませんが、なるべく正確かつ単純に言うと、その銘柄に関する既確定キャッシュフローがすでにプラスの状態で持っている株、となると思います。

 もうちょっと直感的な別の言い方をすれば、その銘柄の売買や配当であがった利益だけで買っている(ことになる)株とも言えます。

 お金に色をつけて別に扱っている点で、全く不合理な心理会計であることは否定できません。理論上は、どんなお金・どんな株であろうが、上がると予想するなら買うべきで、下がると予想するなら売るべきです。

 しかし、私自身の恩株にまつわる経験はまだ2例だけですが、いずれも恩株有利の結果となっています。

 9984 ソフトバンクをスプリント買収で値下がりした頃に買いました。かなりの利益が上がったので、半分を売り、もう半分を恩株を残そうとしました。不合理だと考えたので、まもなく残り半分も売りましたが、売った段階から一時2倍弱まで上がりました。

 逆に2013年から今年2014年にかけての3085 アークランドサービスでは、意識して恩株を作ろうとしていたため、意識しなかった場合よりかなり高く売ることができました。

 どう考えるべきでしょうか?

 当たり前ですが、恩株を作ろうかと考えることができる時点で、少なくとも一単位分に相当するぐらいの利益が出た(出ている)銘柄だということです。

 そして、これも当たり前ですが、恩株を作るということは、その銘柄を当面持ち続けるという決定を意味します。

 合わせると、利益の乗ってきた銘柄を持ち続ける、ということです。

 暫定結論としては、恩株は全く不合理な心理会計であるが、利益を伸ばさずに早く確定してしまいたがるという別の有害なバイアスと相殺するため、有利に働く(ことが多い)、ということではないかと思います。

ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト

 発表直後ぐらいにモンストの障害になりうるかを見るために30分ほどやってみました。そのころのメモを清書したものです。大体予想通りに推移しているような気がします。

 私はDQ1-6, 9及び初代DQMをクリアしているそこそこのドラクエ者のはずですが、ほとんど食指が動きませんでした。

 ドラクエでパズドラと言えれば簡単なのですが、そうではなく、パーティーが6人なだけで、バトルはほとんどそのままDQMです。これはあまり評価できません。

 私がモンストを高く評価しているのはパズドラよりもっと単純ということです。フルスペック(?)のゲーム機用RPGであったDQMの複雑さのままということは、パズドラより複雑ということで、逆行しています。ハマる人はとことんハマるかもしれませんが、一部のマニア受けにとどまってしまうのではないかと思います。

 それにしても、チュートリアル中の初回ガチャがリセマラ不可(スライムナイト固定)というのが、全く意味がわかりません。

 たとえるなら、初めて来た客がスロットを回そうとする瞬間に必ず、強面の人が「お客様においしい思いなど絶対にさせませんのであらかじめご了承下さい」と言いに来るカジノみたいなものだと思うのですが。

第12回 投資戦略フェア エキスポ2014

伝説のファンドマネージャーが教える株の公式

 パンローリング主催の以下のイベントに行ってきました。

 ちなみにパンローリングは投資関係に特化した出版社です。正直ちゃんと勉強を始める前まで、何となく胡散臭い会社だと思っていました。

 今では、投資の世界では必然的に胡散臭い話が多くなるだけであって、別に出版社が胡散臭いわけではないと思っています。胡散臭い内容のものも沢山ありますが、いい内容のものも多く出ています。

 聞いた講演は以下の2つです。本当はもうひとつ予約したのですが、資料をもらった時点で、内容が通り一遍で協賛組織の宣伝が多すぎると感じたので聞かずに出てしまいました。

大内崇「株システムトレード戦略LECTURE2014」

 もちろん私の条件下では、という前提の話ですが、システムトレードには極めて懐疑的です。大内氏は好印象でしたが、それを覆すには至りませんでした。ただ、ひとつ自分の分析プログラムに追加すべき指標があるなと思いました。

林則行「株の公式 これから5年は金が最も儲かる」

 株式投資の本が素晴らしかったので名前で選びました。林氏の口調が本の印象と大分違いましたが、やはり非常に率直で明晰な方だと思いました。

 金は「陰謀論」「不安商法」「単に間違ったマクロ経済学」の類型を問わずトンデモさんが固執して推奨していることが多いため、(おそらく必要以上に)悪印象でしたが、年単位の長期的には分散対象のひとつとして真剣に検討すべきだと考えを改めました。

曲突徙薪

 ややマイナーですが、好きな故事成語です。

 現実でもありがちな話で、改めるのは容易なことではありません。仕事で思い当たるようなことがある人は多いはずです。

 しかし、全てが自己責任で結果責任の世界である投資では、この故事で表現されるような理不尽は起きません。(もちろんその分別の理不尽もあるわけですが。)

 投資で利益を得られるのは、正しい予測を元にあらかじめ煙突を曲げてじっと備えていた人です。燃え上がってからそこに飛び込んで頭を焦がすような人は、損をします。もちろん絶対ではありませんが、どちらかと言えばそうですし、市場全体のトータルでは確実にそうです。

 一見何事もないようなときにこそ曲突徙薪に努めたいと思います。

アークランドサービスはセリクラ検知器?

 2121 ミクシィの三日天下が終わり、再び貢献度一位銘柄に返り咲いている3085 アークランドサービスですが、ここ2年ちょっとずっとストーカーしてきて、ひとつ気づいたことがあります。

 ここが大きく崩れるときは、ほぼ必ずセリング・クライマックスです。

 正確な因果関係はもちろん不明ですが、ある程度の予想はできます。常に業績が完璧なので、売る個別理由がまったく存在しません。市場リスクでしか売られず、売る人も一番最後まで残そうとします。

 つまり、これが大きく下がるときは、本当は売りたくないのに金策のために泣く泣く投げ売りしている投資家が多い状態ということです。これはセリング・クライマックスの定義そのものに近く、一致しても不思議ではありません。

 今日は日経平均488円の大幅安でしたが、アークランドサービスは特に揺らぐこともなく過去最高値を更新中です。したがって、まだセリングクライマックスではないのではないかと思います。

松井証券マーケットプレゼンス

 メールマガジンポータルのまぐまぐ!から配信されています。無料です。

 大半は他の場所でも得られる情報ですが、やはり一日一回メールでまとめて来るのは、色々な意味で便利です。

 おそらく他にはない有用な情報は、毎日更新される信用評価損益率です。この部分です。

〓1〓 信用残速報
信用残(億円) 評価損益率(%)
----------------------------
売り残 236.67 -9.280 ※倍率 12.465倍
買い残 2,949.98 -10.388

 信用評価損益率は-10%程度に収斂することが経験的に知られています。これはつまり長期的には、個人の信用取引は取るポジ取るポジみんな10%の含み損になっているということです。要するに信用取引をする個人は統計的にはカモです。

 プラ転することは滅多にありません。カモが儲かっている異常事態ということです。買いがプラ転しているならそろそろ下がる、売りがプラ転しているならそろそろ上がる、と考えられることになります。

 逆に、買いが-10%を大きく割り込むようならそろそろ上がる、売りが-10%を大きく割り込むようならそろそろ下がる、と考えられることになります。いずれにしても逆指標です。カモですから。

じぶんが参考にする意見


 糸井重里氏のツイートです。これは投資や経済に関係なく素晴らしい言葉です。

 経済系のトンデモフィルターとしてもかなり優秀でしょう。主に、

  • 陰謀論
  • 単に間違ったマクロ経済学
  • 不安商法

 の類型がありますが、「陰謀論」はほぼ全部に引っかかります(違う意味でユーモアではあるかもしれませんが)し、「不安商法」は当然スキャンダラスで脅しています。

 「単に間違ったマクロ経済学」も、なにぶん定義そのものから言って提唱者はバカなので、ユーモアがなかったり失礼だったりすることが多いです。

IPOってセカンドプライスオークションみたいにできないんですかね

 アベノミクスで活況になってきたころから、SBI証券でIPOの応募を続けています。当たるとどうなるのか一度経験してみたいのですが、まったく当たりません。

 しかし、なんでIPOの仕組みってこんなにややこしいんでしょうね。

 たとえばモデルとして、1000株の売り出しだとして、高い順に、

  • A:200株800円
  • B:300株750円
  • C:100株700円
  • D:500株600円
  • E:200株500円
  • F:500株100円

 という入札だったら、

  • A:200株
  • B:300株
  • C:100株
  • D:400株

 の割り当てで、全員が600円/株払う、という程度のルールで、十分セカンドプライスオークション的な合理的な価格形成になるように思えるのですが。

 まあ歪みがあるから(運が良ければ)ほとんどリスクなしで儲けられる状態になっているわけで、私もSBIだけでなく、もっといろんな口座を使って申し込みしまくるべきなのでしょうか。

30代日本人男性兼業個人投資家。日々勉強中です。
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