トマスの疑い深い資産運用

30代半ばの日本人男性兼業投資家。日々勉強中です。

2017年06月

2017年6月成績+14.3%(年初来+25.3%)

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2017年6月成績と総評

総資産 前月比 年初来
100,308,699円 +14.3% +25.3%

 市場にハゲの輝く瞬間……だっけ?(絶対違)

6月ハイライト

4235 第一化成急上昇

 先月「この2銘柄がまた本格的に上昇し始めるまで先は長そうだ。」と書いたばかりだが、予想大外れ。四季報夏号の予想数字が良いというのを、おそらくは直接の材料として、急速な上げ基調。

 夏号では(誌面には載ってないものの四季報プレミアムのデータ更新により)五味大輔氏が(3月時点で)大株主11位になっている、というサプライズでイナゴ買いも集まって、一時2900越えまである。

 イナゴ分はすぐ丸々ハゲたし、月末までにかなり戻してしまったものの、元から持ってた長期現物分(保有継続)と、史上最高値ブレイクで追撃した短期信用分(利確済)が両方寄与して、かなりの利益。単月割合で+10%越えなんてモンストの時(2014年5-7月)以来のはず。

プロジェクトなまはげ

 22日の第一化成株主総会にも行って亀吉師匠と初顔合わせ。株オフと言えるものはこの日以来人生2度目か。ちなみに無粋ながら暗号名の由来は、ハゲポートフォリオ銘柄の株主総会≒ライブ(生)で(ハゲた)社長を見られる機会、であることから。

6200 インソース停滞

 2度目の立会外分売で、今度は100株だけ当たった、正直ウェイト的にほとんど意味はないが、これで実際の仕組みを経験して理解した。いろいろIR出しているものの株価は停滞中。そろそろあるはずの昇格で上がるのか、それとも織り込みすぎで一度出尽くしとなるのか。どっちだ?

2678 アスクルショートでヒヤリハット

 16日頃Amazon Business(アマゾンビジネス)が日本上陸するとかのニュース。今年はショートを普通にできるようになると言っといて一度もやってないのを思い出して売る。2日後ぐらいになんとなく超微益で閉じる。20日に業績修正とレーティングとかで急上昇。危なかった。

2121 ミクシィショート

 でも懲りずに、ミクシィをショートしてみる。ファイトリーグも大コケ確定っぽいのに、テンセントモンスト期待がまだあった頃より高いって、なんぼ地合がよくてもおかしいやろ。ショートはまだよちよち歩きの自覚はあるので、そんなにウェイトはかけてない。

その他

 日経2万円・7312 タカタ倒産・3284 フージャースもといフージャーさん復活即引退・まつうらじゅん氏の消息発見・優待クロス急遽実行、となんだかんだで色々あった気がする。濃い一ヶ月だった。

主要ポジション(ウェイト順)

  1. 4235 第一化成
  2. 6200 インソース
  3. AMZN アマゾンドットコム
  4. 2121 ミクシィ(ショート)

ジェラルド・M・ローブ『投資を生き抜くための戦い』11 金融に関する良い情報、悪い情報

11 金融に関する良い情報、悪い情報

 適者生存の法則により「タダ乗り」はやがて排除されることになる。
 ただし、なかには本当に助言を求めている人々もいる。彼らは目標達成に真剣で、助言には相応の報酬を払う。それは必ずしもお金ではなく、誠実なアドバイザーに対する信頼、判断に従う勇気、避けがたい過ちが起きたときの忠誠心を持って報いている。

 他人からの情報だけで儲かるという意味でのフリーライダーが自然と排除されるのは今でも変わりません。しかし現在では、有料情報は最初からスパッと検討から外してしまってよいと思います。

 現代はそもそも情報過多であり、問題は情報がないことではなく、良い情報とノイズまたは悪意ある情報を見分ける能力です。それがあるなら、無料でも良い情報が溢れているので十分ですし、それがないなら、たとえ有料情報であっても無意味です。

 むしろ、有料情報は、商売上のしがらみや、売らんかなのインセンティブの分だけ、無料情報よりも質が劣ることになりがちです。ここでいう「必ずしもお金ではなく」の諸観点から無料情報(源)を選別していくのがベストと思います。

 以前も一度ポイントしたことがあると思いますが、こちらの記事も参照。

 なお、ここでいう「有料」は単にお金がかかるというより「高額」の意味です。「無料」も、ゼロ円のみでなく、「安価」ないしは(たとえば一般書籍なども含む)常識的な額という意味です。

 マーケットで儲ける方法について適切な助言をくれる熟練したアドバイザーを見つけることは可能だが、私の意見では、こちら側が前もってピックアップした個々の証券について、常に同じように価値ある意見を得ることは絶対に不可能だ。尋ねたことに対する回答に比ベて、自発的な意見のほうが優れているということである。
 ちょっと考えれば分かることだが、自分の専門分野で、時間と手間をかけて人を利益に導くのは比較的たやすい。しかしいついかなるときも、求められた問いかけに対して価値ある情報や意見をすぐに与えられるというのは、まったく別の話なのである。そのため、あらゆるものについて何でも提供してくれる情報源には用心したほうがいい。

 なんでも答えてくれるアドバイザーは、口から出任せ言ってるだけの可能性が高いと。数打ちゃ当たるで山ほどの予測をして、当たったものだけ吹聴するのは、偽予言者の常套手段ですね。

ジェラルド・M・ローブ『投資を生き抜くための戦い』9 証券プログラムの「してはならないこと」

9 証券プログラムの「してはならないこと」

 実践的な基本方針としては、選択した株式が見込み大でないかぎり、けっして投資してはならないということだ。単に「インカム」のための投資、「資本を運用しておくため」の投資、そして「インフレに対するヘッジ」としての投資は、完全に問題外である。

 ここも「投機」しなければならない、という大原則の繰り返し。

 これらの方針のもとでは、よく吟味したうえで儲けの可能性が大きく、明らかなリスクをもしのぐと判断される場合を除いて、どんな種類の証券も、いかなる立場でも買ったり保有したりするベきではない。リスクについては、詳細な検討が必要だ。

 「いかなる立場でも」というのはかなり強硬に感じますが、経験上も、分散しておこうとか、ただ買っておこう、という意識で買ったもので、大きな損失を出したことはあっても、大きな利益を得たことはないですね。

 投資を行う際には、単一の条件に全資金のかなりの部分を投下したとしてもリスクに見合うと思えるほど、公算が大きくなくてはならない。それと同時に、全資本からほどほどの割合を投資する場合でも、資金すベてで目標のリターンを達成できるほど潜在利益が大きくなくてはならない。

 これもよく考えるとすごい条件。やはり倍になると思えるぐらいの案件でないと検討に値しないということになりそう。

 別の表現に置き換えると、いったん十分な力を備えたら、分散投資は望ましくないということだ。ひとつか二つ、多くても三つか四つの証券にとどめておくベきだろう。資本の大部分をリスクにさらす必要をなくすため、銘柄は厳選され、買うタイミングもぴったりで、利益の可能性の非常に高いものであるベきだ。
 このポリシーに従えば、可能なかぎりベストのタイミングで最良の株だけを扱うことになる。こうすれば二つの方法でリスクを軽減できる。まず選択時に慎重になること、そして高額の現金の蓄えを置いておくことである。最少の株式に集中投資することによって、選択にかける十分な時間が確保でき、重要な部分のすべてを把握することができるのだ。

 主力のポジションは「ひとつか二つ、多くても三つか四つ」という原則は守ろうと思います。自分の場合は、見られる時間が少ないという制約から、自然とそのようにはなっていましたが。

 この方針は、分散投資を避けるばかりでなく、ときに資本を使わずに長期間保有することも含んでいる。損失の発生する平凡な投資を、利益を生み育てる特権階級に昇格させるには、割安株を探し出さなければならない。だが、それはやたらに見つかるものではない。安値のチャンスは主に、大多数の証券バイヤーが恐れて手を出さないときに必然的に訪れることも知っておくといい。
 その一方で、証券が全般的に人気で熱心に買われるときは、おのずとチャンスはなくなる。過剰投資と自信過剰という二つの「過剰」が幅を利かせる時期、優秀な投資家が自分の資本を遊ばせておくのは当然のことである。利益と収入が容易に得られそうだと侮っていると、ときに手痛い仕打ちを受けることになる。

 短期投資を推奨するこの本ですが、当然ながら長期の逆張り的な思考もないわけではないということ。ちなみにこの部分、安値が危険ということになっている明らかな誤訳があったので、原文を確認の上、2箇所だけ修正してあります。

 投資の戦いに生き残るための重要な概念は、投資家は現在より最終結果を見据えた考え方をしなくてはならないということである。個々の株や、あるグループの株の動きから、含み益を100%実現益に置き換えるのは不可能だ。そのような試みは、おのずと投資プログラム全体の破綻につながる。分別ある投資により、良い年や悪い年を通じて断続的でもそこそこの平均利益を上げることができれば、それは大した成績といえるのだ。
 ここでの議論は一見かなり投機的に思えるかもしれないが、実践ではほとんどの投資家が従っている方針に比べて、はるかに穏当で安全なものである。

 "Last Man Standing"というか、このあたりも長期的な思考そのものの気がしますね。この本の「短期」はあくまで考えずに放置することの反対(≒投機)と割り切って、「短期」と「長期」を対立するものと考えない方がよいかと。

2017年6月の優待クロス実施

本人口座

コード 銘柄名 株数 優待内容 価値 備考
4967 小林製薬 100 健康食品等 5000 化粧品?
2702 マクドナルド 500 優待券 15000 ヤフオク行き?
3197 すかいらーく 1000 食事券 30000 ヤフオク行き?

家族口座

コード 銘柄名 株数 優待内容 価値 備考
4967 小林製薬 100 健康食品等 5000 化粧品?
2702 マクドナルド 500 優待券 15000 ヤフオク行き?
3197 すかいらーく 1000 食事券 30000 ヤフオク行き?

(基本的に全てSBIの一般信用。価値は概算。三倍優待口座の継続保有による優待はここに含まず。)

ジェラルド・M・ローブ『投資を生き抜くための戦い』8 場当たり的な約定は禁物

8 場当たり的な約定は禁物

 証券市場に実際に参入する時点で、なぜその約定を成立させ、いくらまで値上がりし、どれだけの期間が必要で、どれほどのリスクを冒す覚悟があるかを承知していることは基本ではなかろうか。ポジションを取るときにこれらの点をよく理解していなければ、適当なサイズや手仕舞うタイミングが、いったいどうして分かるだろう。

 ごもっともです。耳が痛いです。はい。

 ポジションは計画性なく手仕舞いするベきではないし、理由もなく持ったままでいるのはもっと悪い。ある主力株について、素早い値動きがありそうだと確信したとする。この状況で値動きを見越して株を買っても、すぐに値段が期待した方向に動かなければ、その株は売ってしまうベきだ。購入時、その株には素早い取引の対象としての価値しかない。したがって、それは「不本意な投資」として、長く保有されるベきではないのだ。
(中略)
 ポジションを考えるうえで、利食いにしろ損切りにしろ、どのレベルで手仕舞うかという明確な見当が必要である。

 これはよく言われることですね。短期投資のつもりで失敗して「いやこれは長期投資だから」と自己欺瞞的な言い訳をするのは、典型的な悪いパターン。

 最初のうちは、ポジションサイズを小規模に保つことを勧める。つまり、資本全体に対して、投資する資金を控えるのだ。投資家は小さなポジションでロングでの利益を得るように努めるベきだ――言い換えれば、ある株式を100株持って10ポイントの利益を目指すほうが、同じ株式を1000株持って1ポイント儲けるよりも理にかなっている。
 現金の備えがあれば緊急時の対応に役立つし、必要、恐れ、欲など、成功を脅かす人の弱さに影響されず、財務上の理由のみでポジションを建てたり手仕舞ったりすることができるようになる。無論、よく管理されたアカウントには「マージンコール(追証)」の可能性などみじんもあってはならない。

 自分の場合、キャッシュポジションの重要性を意識したのは、結構後になってからでした。推測ですが「急落の時などに買いたいが余裕資金がない」という経験をしないと認識できず、「急落の時などに買いたいと思う」こと自体に、まず初心者を脱する必要があるからかと。

 十分な資本を持たない若者が、自分には素早く稼ぐ能力があると考えているような特別な場合を除いて、信用取引やその他の形で借金をする必要がどこにあるだろう。資金が効率よく運用されていれば、比較的小さな投資が大きな利益をもたらし、ハンデの多い過剰投機が必要になることはあり得ない。
 その一方、トレーディングが不十分で、成果を上げるために高額の投資が必要になるとすれば、結局は損失が初期の利益を相殺してしまう。

 「資産規模が小さいことの不利を早めに解消することはとても有利」のような可能性もカバーされているところはさすがというか。最後の文については、常に高額の投資が必要とされる企業は云々、というファンダメンタルズの話を連想させます。

 大きなポジション、つまり少数の比較的大きなブロックの株式は、小さなポジションを多数抱えているよりも望ましい。(中略)大きなスケールでコミットしてもよいと確信できる取引に絞ることは、安全と利益への近道だ。
 そもそもポジションを取るときには、それについてよく知っていなければならない。そうであれば、撤退が遅れて重大な損失を招く場合でも、ずっと素早く手仕舞いできる。たくさんの小型株を買うときはそれほどの注意を払わず、最終的な損失の合計がいくらになるかもよく分からないまま、小さな損失を日々重ねることになる。手を広げすぎると知識の欠如をさらに不利にすることに、ほかならないのである。

 「卵はひとつの籠に盛るな」という分散投資の格言と、それをもじった「卵はひとつの籠に盛り、それをよく見張れ」という集中投資の格言がありますが、そのあたりの話ですね。

SoundPEATS(サウンドピーツ)『Q12 Bluetooth イヤホン ブラック』

 ブルートゥースイヤホンは、昔一度検討したことがあったのだが、アンチインデックス(@taijutaiju51)氏のツイートがきっかけで買ってみた。オーディオブックを聴くのに使用中。

 ケーブル管理の手間がいらなくなるメリットが、設定管理と充電のデメリットを上回るかが気になって前回は踏み切れなかったのだが、その観点で言えば合格。非常に便利。

 音声ガイドだけはイマイチ。電子音は甲高くて、アナウンスは素人っぽい。しかし、まあ慣れたら気にならない。

ジェラルド・M・ローブ『投資を生き抜くための戦い』7 投資家のための堅実会計

7 投資家のための堅実会計

 私の意見では、唯一の堅実な方法とは、定期的に「マーケット」でのアカウントの価値(最後の評価以降に受け取った利札、配当金、税準備金も自動的に含まれる)を測り、四半期ごとにアカウントの自己資金(エクイティ)の1.5%など、あらかじめ決めた割合か、あるいは必要額を自分に払い出すやり方である。

 このアカウント(account)は口座のこと。自分は兼業投資家なので関係ないですが、本業を引退する歳になるか、(そのつもりはないですが)専業になるなら考えないといけないことかも。

 すべてのトレーディングは、リスクに対してどの程度の利益が見込めるかという基準で考えなくてはならない。

 これは基本中の基本と言えばそうなのですが、リスクの見積もりは難しいです。リスクについての考え方は、別の本ですが『投資で一番大切な20の教え』の5,6,7章もおすすめです。

ジェラルド・M・ローブ『投資を生き抜くための戦い』6 投機VS投資

6 投機VS投資

 自分の考えで行動する人物は、大半の見解について、群衆のとる動きにまず疑問を抱いてみるものだ。なぜならほとんどの場合、彼らは間違っているからだ。
 私は、利益が小さく安全なインカムを得ようとすると必ず損失を招くと信じているので、投資より投機のほうが損を出しにくく、利益を上げやすい方針だと主張している。
 資金を倍にすることを目標にした知的なプログラムなら、少なくとも資本を維持するか、あるいはそこからかなりの利益を生むことも可能である。それより低い目標では、成功の見込みはない。

 倍にしようと思ってやっと維持できる……ですか。めちゃくちゃ厳しく感じますが、確かに2008年のように全体が約半減(-40%超)するようなことも起きるわけなので、それぐらいに思っておいてちょうどいいかも。

 扱いに困るほどの大金を持つ幸せ者なら、資金の中から「倍増」できると思える額だけを使うことが重要だ。(中略)残りの額には手をつけずに寝かせておくほうが、無意味な危険にさらすよりもよい。

 当然「扱いに困るほどの大金」は持ってませんが、これは最大ポジションサイズの大雑把な目安として役に立つかも。

 6%を得るための投資は、引退に似ている。(中略)金が勝手に働くに任せ、くつろいで考えるのをやめてしまう。金を倍にするには、積極的に参加して、大いに努力しなくてはならない。

 今は当然6%も金利はない……どころか実質マイナスですので、これは当時以上に重要な教訓かも。

30代日本人男性兼業個人投資家。日々勉強中です。
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