ナシーム・ニコラス・タレブ『反脆弱性――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方』★★

 この人の本いつもそうなんだけど、なんかいまいち。言ってることに意義がないとは思わないのだが、無意味に長すぎ。目次だけで内容が大体脳内再現できる。

 第一「反脆弱性」(Antifragile)ってわざわざ造語してるけど、どう見ても「ロバストネス」(Robustness)で十分だよなあ。当然本人はそれ以上の意味を持たせていると主張するんだろうだけど。

 何らかの意味で「優れた本」ではあるのだろうけど、簡単なことを難しそうに言って、人を賢くなったような気にさせるのに優れているのではないかと疑う。

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