ジェラルド・M・ローブ『投資を生き抜くための戦い』31 投資と支出

31 投資と支出

 人間の楽しむ力は年とともに、また量的にも急激に衰える。(中略)30歳の男は世界一周の船旅を65歳で行うよりも楽しめるだろう。しかし普通は、65歳のときのほうが財力が豊かで、さらに時間も余っている。しかし65歳になったころには、ロッキングチェアかペチュニア栽培を好んでいるかもしれないが……。
 この点に関する私の哲学は、若いころは節制に徹して能力を身につけ、のちにその力を生産的なレベルに維持し、余剰な金は幾何級数的に積み上げるより使ってしまうということだ。財産はしまいには価値を失うか、相続税で消えてしまうことになりかねないのだから。

 ペチュニア栽培は日本でいう「盆栽」のようなイメージなのでしょうか? なんだか、

 で書いたことそのまんまですね。Amazonの購入記録から、この本を知る前の記事のはずなのですが。

 私は天然倹約体質で、独りだと死の瞬間に一番資産の多い人生を送ってしまいそうな自覚があるので、このことは意識しています。

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