このページのコメント欄にある「兼業トレーダー」氏からスマイル君氏へのアドバイスですが、ナンピンの危険性と損切りの重要性を説く記述として、私がこれまで読んできたものの中でも、トップクラスに属するぐらい素晴らしいです。

 自分で読み返したい時に見つけにくい上に、失礼ながらスマイル君氏のブログは、会社バレ・家族バレなどの事情で不意に非公開化・削除されてしまう可能性がかなり高いと思われるので、保全を兼ねてここにメモさせていただきたいと思います。

 ナンピンの危険性と損切りの重要性を説くだけなら、他でもよくあると言えるのですが、コツコツドカンの負けに至るルートの具体化と、それを逆にして利を伸ばす方への誘導まで、この分量でやってしまうというのは、あまり見覚えがありません。

以前はコメント頂きまして、ありがとうございました。

これから、僕ができる最良で最後のアドバイスをします。
かなり長くて厳しい内容になりますが、よろしければご参考下さい。
同じ歳のお子さんがいるので、他人事のまま片付けられないという単なるお節介です。

まず今回の短期取引について、もし売買が逆だったらと考えてみてください。前半に小幅な損失を繰り返しましたが、今は3M近くの含み益で、どうやって利確しようか、という理想的な状態ではないでしょうか。

ではこの状態に至るためには、単純に売買を逆にすれば可能だったのでしょうか?
結論から言うと不可能です。なぜか。

前半の連勝した時期の取引は以下のようなものだと思います。
(1)エントリー→利益出ればどこかで利確
(2)エントリー→損失でたら積み増し→反転して利益になれば利確
また後半の退場しそうな取引は以下です。
(3)エントリー→損失でたら積み増し→損失膨らんだら積み増し→‥→積み増せなくなったらお祈り

これを逆にして表現を見直すと、以下のようになります。
(1)'エントリー→損失でたら損切り
(2)'エントリー→利益でたら確定せず積み増し→損失に落ちたら損切り
(3)'エントリー→利益でたら確定せず積み増し→‥→どこまで上がるか傍観

つまり(1)'損になったらすぐ損切り(2)'利益がでたら確定せず積み増してみてそれでも損がでたらすぐ損切り(3)'(2)'が何度もうまく行って(=トレンドに乗って)爆益という構造です。

絶対額が(1)+(2)≪(3)なのは、既に3回体感したはず。

ここで損切りできないとどうなるでしょうか?
(1)'→(2)または(3)
(2)'→(1)、(2)または(3)
(3)'→(1)
に変わってしまう。

これがいまのあなたに不可能な理由であり、
みなさんが言うように損切りできることが最重要である理由です。
俗に言う損切りは迅速に、利益は伸ばせ、の正体です。

皮肉にも矜持ある人ほど負けが認められず、損切りができない。
そのままだと(2)が(3)になるたびに退場して終わり。
この記事を笑って眺められる日は、確率上0パーセントであり、訪れないことが分かります。

最後に、こんな質問を仮定してみてください。
大まかにゼロサムゲームと言われる市場で、プラスになる行動を教えるわけがないのでは?

いえ、問題ありません。

なぜなら市場にはあなたと同じ思考をした初心者が次々と現れては、マイナスサムゲームを繰り広げてくれるからです。
さらにその初心者のほとんどは、少なくとも一度大きな痛手を被るまで、ひどい場合は被っても行動を変えようとしません。
いまのあなたと同じように。

今回仮に救われることがあっても、それは祈りの結果の強運であり、正しい投資行動ではないこと、ご留意ください