個人投資家のパフォーマンスは本業込みの方がいいのでは?

 個人投資家のパフォーマンスの算出方法について、たまにTwitterやブログで話題になることがあります。入金を補正するには修正ディーツ法がどうの、とか。しかし、これはあまり意味がないと思います。

 パフォーマンスランキング等の企画にあたっては、比較が必要なので、何らかの方法で規格化しなければいけないのはわかります。(なんでもランキングしたがる人間の性質については興味深いですが、この記事の対象外です。)

 しかし、それ以外の局面では、入って来るお金も出て行くお金も、投資にかけている時間も人それぞれなのに、前月比・年初来の金融資産の変化をパーセンテージで出すことに何の意義があるか、いまいちわかりません。

 私も含め、大抵の個人投資家の目的は、ファンドマネージャーとして優れていることを証明して金融業界に転職することではなく、自分や家族の資産を守り増やして暮らしを良くすることのはずだからです。

 なので私は、あえて入出金込みで何の修正もせず、自分の投資金融資産(純金融資産?)ではなく、家庭の総資産の変動を出しています。

 入出金を含めた方が収入を増やし・消費を抑える励みになるし、金融資産のみではなく総資産を見た方が、不動産やローンその他へ気を配る効果があると思ったからです。

 結果的に多くの個人投資家とは違う基準になっていると思います。(それもあって個人投資家パフォーマンスランキングにも参加するつもりはなかったのですが、いつの間にか載せてもらっていました。)

 他人の基準にも、とやかく言う資格はないのですが、金融資産のパフォーマンスやポートフォリオの銘柄よりも、(ある程度の幅でもいいので)収入や、家庭のバランスシートのようなものを見られればなあと思うことが多いです。

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