家を買った理由 住宅ローン編

住宅ローンが大きなリスクにならない

 当たり前の話ですが、一般に借金がリスクなのは、返せなくなる可能性があるからです。

 しかし、アベノミクス以来のラッキー利益のおかげで、買おうと思えばキャッシュで買える状態です。言い換えれば、ローンはいつでも全部繰り上げ返済できるということです。

(もちろん株式投資で大負けしない限りですが、投資で大負けする前提なら、何をどうしようが危険に決まっているので、今そこまで考えても仕方ないでしょう。)

 全額キャッシュは得策ではないと判断したものの、自己資金を十分入れて、本業収入のみでも余裕を持って返済できるようにしてあります。

 月々のキャッシュフロー上では、固定資産税まで諸経費全部ひっくるめても、現在の賃貸に払っているより低額になるように設定しました。

住宅ローンをむしろ利用できる

 住宅ローンで自宅を買うのはハイレバレッジで一点集中投資するのと同じである。失敗したときに取り返しがつかないし、他の資産に投資する余力も奪われる。

 ……と一般に言われています。やはり基本的に正しいと思います。

 しかし、私の場合の住宅ローンは「早く家を手に入れるための時間を買う」という通常の意義とは異なります。

 むしろ分割払いで買うことによって、不動産に資産が集中しすぎないようにし、他の投資(私の場合は主として株式投資)にかける余力をキープするために使っていることになります。

 そのため、少なくともこの一般論的なリスクには当てはまりません。

「借りる力」を眠らせるのは惜しい

 マクロ編でも書きましたが、政策的に現金不利≒借金有利です。

 そして一個人が低利で大金を借りることができる手段は、住宅ローン以外にはありません。

 サラリーマン兼業投資家としての大きな利点のひとつを生かさないのも、もったいないと思います。

金利変動もあまりリスクにならない

 いつでも繰り上げ返済でき、借り続けるか返すかを選択する権利をこちらが握っている以上、金利変動は必ずしもリスクにはなりません。

 金利が自分の資産運用利回りを上回ったら、あるいは上回りそうになれば、借りている意味がないということですから、繰り上げ返済すればよいだけです。

 一度返した住宅ローンを再度借りることはできないのでアクセラレータ一方通行ではありますが。

 金利動向を読めるかどうかはさておき、固定金利に変更する選択肢とそのタイミングもこちらが握っています。

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