資産規模の大きさの有利を初めて肌で感じる

とにかく金というものは雪だるまのようなもので、はじめはほんの小さな玉でも、その中心になる玉ができるとあとは面白いように大きくなってくる。少なくとも四分の一天引き貯金ではじめた私の場合はそうであった。だから私は確信を持って人にも勧めてきた。どんなにつらい思いをしても、まずは千円をお貯めなさい。

本多静六の名言・格言|お金は雪だるまと同じようなプロセスで増える

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 その過程で、新社会人と思われる兼業投資家のツイートを目にしました。その方が最近ここで伸び悩んでいると言っていた総資産は、ちょうどその日一日で増えた自分の運用資産と同じ額でした。

 自慢で言うわけではありません。投資で最も有利なのはすでに資産が多いことだという、本で読んで知っていた知識が、初めて肌で感じる実感に変わったのです。

 100万を200万にしようと思ったら、100%の値上がりを享受する必要がありますが、1000万を1100万にするには10%の値上がりで十分です。どちらも100万円儲けたという点では全く同じですが、取らなければならないリスクは圧倒的に違います。

 特定の出典は思い出せませんが「個人投資家が大きな資産を築くには、初期には信用取引を使うことが必要」といったことがよく言われます。

 これは「資産規模が小さいことの不利を早めに解消することはとても有利」もしくは、同じことですが「資産規模がある程度大きいことの利益は大きい」という認識をベースにした議論と思われます。この認識そのものは間違いとは思えません。

 もちろん信用取引をすることに賛成するかどうかは別です。正しいか正しくないかが決められる客観的な問題ではなく、リスクを負ってチャレンジしたいかしたくないかの主観的な問題だと思います。

 ちなみに自分は様々な理由で信用取引を利用することはありますが、自分の資産以上にレバレッジをかけるという意味で利用したことはまだ一度もありません。

 以前も書きましたが、幸運のおかげで、ある程度投資に意味のある規模の資産に貯蓄のみで到達できたのは大きいと思います。階段の一番下の段、それも一番高く危険な段を、無リスクでパスできたということだからです。

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