トマスの疑い深い資産運用

アラフォー日本人男性兼業投資家。日々勉強中です。

山口揚平『なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?』★★

 過去書評。『なぜか日本人が知らなかった新しい株の本』 が素晴らしかったが、こちらは普通。タイトルにもなっているピカソのエピソードは面白かったが、それ以外は印象に残らず。

投資への前適応になるのは貧困・ギャンブル・ゲームあたりか?

 進化に関して前適応という概念がある。

 種銭がなく、当然投資でまともに儲けたこともない一番最初に、勤倹貯蓄や勉強をするモチベーションをどこから持ってくるのか?

 という未解決の重要な問題を残していたが、これが役に立つかもしれない。投資の資質やモチベーションの前適応となりうるのは何だろう。

 モチベーションの源としてよく聞くのは、家庭が貧困でお金に苦労したくないと思った、という話。自分の家庭は貧困ではなかったが、以前必要は発明の母と書いたように、出費に背中を押された面は確かにある。

 ギャンブルと(非電源を含む特に対人)ゲームの経験は、投資が普通の仕事・労働と異なる面のうち、かなり多くをカバーする。投資家に現役あるいは元ギャンブラーが多いのは、当たり前のような気がしていたが、突き詰めればこのことに由来するのかもしれない。

 私はギャンブルは全くやらないが、ゲームはそこそこ以上に好きだったし、今も好きだ。現在の本業でもあり、投資の情報収集にも利用しているプログラミング技術も、元々ゲームへの興味から身につけたものだ。

 少なくとも、投資を実際に始めるよりも、始めようと思うよりも前から、経済や投資の本もかなり読んでいた理由は知的好奇心である。今も投資を一種の知的ゲームと捉えている部分はある。

いつの間にか商品の容量が減る問題と貨幣錯覚

 昔から定期的に沸くネタだが、どうも過去最大のブームのようなので記念に。広義の貨幣錯覚が与える影響を身近に感じられる良い例だと思う。

 ちなみに、この話の最古の記憶は、スティーヴン・ジェイ・グールドのエッセイ『ハーシーのチョコレートバーにおける系統的体小化』 。

 消費者の貨幣錯覚と損失回避的姿勢のおかげで、値上げはとても大きな反発を招く。

 そのためインフレに対抗するには、値段を据え置きにして量を縮小するしかない。

 徐々に縮小していくと、どこかで許容できない限度に到達するが、ただ値上げすることはできないので、値上げと巨大化をセットにすることで対応する。

 そのため多くの商品は「値段一定で徐々に縮小」と「値上げと同時に一気に巨大化」のパターンを繰り返すことになる。

坂井豊貴『「決め方」の経済学―――「みんなの意見のまとめ方」を科学する』★★

 多数決の問題点と、決め方次第で結果が変わってしまう現象についての本。

 個別にはもう知ってる話ばかりだったが、この手の話題ばっかり集めて適度な厚みで、そこそこいい密度。

 Amazonで目次見て知らなそうな内容があれば、ざっと読んでみて損はないのでは。

松井証券の信用買評価損益率がプラ転


 もうすでに何日も前の話だが、記念に。アベノミクス始まってすぐの時以来ってことになるな。まだ憶えている。

3222 USMHを売却

 この時買った三倍優待口座の3222 ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(USMH)を1104円で売却。

ほぼ同値撤退。お米の優待は何度ももらっているが、期間とベンチマークを考えたら損。

 UfHDと紛らわしいからという理由ではない。小手先の優待改善をしたらしいが、どうも業績が悪いため。最近お米はふるさと納税まで含めると余りがちだし。

 この前いくつか売ったのも含めて3倍優待口座の余力が60万ぐらいある。何か適当な後釜はないか?

スマホは大量破壊兵器である

 昔なにかの本で「カメラは飛び道具である」というフレーズを見て感心したおぼえがあるが、それに沿って言うなら、撮るや否やネットで拡散できる機能がついた「スマホは大量破壊兵器搭載ミサイルである」だろう。

 誰もが大量破壊兵器級の威力を手にしたらどうなるかというのは、SFでよくある面白い題材ではある。

 一番に思い出すのは星新一の『特殊大量殺人機』だ。当てはまる条件を紙に書いて入れるだけで何十万人でも殺せる顔も名前も不要のデスノートのような機械(本当にデスノートの元ネタ、少なくともそのひとつではないか)を発明した博士と助手の話だ。

 最終的に機械の製法が産業スパイによって流出して、少数派のグループまでも装置を所有するようになり、誰もが誰もに気を遣わなければいけない、とんでもなく礼儀正しいが窮屈な世界が実現する。

 SNSの使い方を誤って何かと炎上する事件が多い(いわゆる「バカ発見器」の側面)現実を言い当てているような気がしなくもない。

アンドレアス・ワイガンド『アマゾノミクス データ・サイエンティストはこう考える』★★★

 一応IT系である自分にとっては特別目新しい知見はないけど、ビッグデータとかデータサイエンスとかの一般啓蒙書としては結構いいと思う。

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